某SNSより。
"ガールズバンド萌え"アニメ『けいおん!』の驚くべき経済効果
これと同じ内容のネタが流れた時の友人の言葉は、
「なぜベックでブレイクしない(゚皿゚)」
だったwww
や、まあベックも可成面白かったし、音楽性から言ってもハイクォリティだったけどね。
ちょっと敷居が高いし、大体ヲニャゴがなあwww
でもイニDみたいにヲタじゃないファンを沢山作ったじゃないか。
ベックファンで漫画なんて全然読まないしアニメなんて当然見ないって人、沢山いるもんな。
だからこそ経済効果が薄い訳だが
だってそんな人は大抵、既に何かしら持ってたりバンドしてたり(^ω^;)
ま、私もチャリをペンキで白黒に塗って「藤●豆腐店」って書いて、南港とか山中にたむろってる走り屋の車を人力で追い抜いてやろうとか妄想した事あるけど。
専用のチャリを用意してさ!
チャリ一台分の経済効果
下り最速、緩めのセッティング。
アホカー!*゚∀゚)=〇)゚Д゚)∴
え、何、DMC?
何を言う、実写映画にまでなったじゃないか!
や、間違っても「モエ」ではないがwww
以下転載
既報の通り(記事参照)、" 異常人気"を誇るTBS系テレビアニメ『けいおん!』が、その勢力を維持したまま放送各地で最終13話を迎えつつある。人気のバロメータは音楽CDの売り上げだ。高校の軽音楽部を舞台に学園祭のライブを目指すストーリーとあって、主題歌、劇中歌、キャラクターソングCDを連発しているが、いずれもオリコンチャート上位を賑わせている。
公式グッズの定番ともいえるCDだけでなく、作中でキャラクターが使用する実在の小物までもがファンの注目を浴び、売り上げを伸ばしているという。各回放映直後に「澪(ヒロインのひとり)が持っていたピンクのバッグはTommy Hilfigerだ」などという調子で特定し、購入に走る現象が続いているのだ。
6月に入って動きが活発なのは、作中でドラム担当のヒロイン・田井中律が愛用しているLAMYの「サファリペンシル イエロー L118」。小売価格は2,625円と、シャープペンシルとしてはやや高めだが、Amazonや楽天など通販サイトでは軒並み品切れとなっている。次回入荷予定は6月末だ。
「5月の1週目から当該商品の動きが急に活発になりました。5月、6月の売り上げを前年度と比較すると2.5倍。次回出荷本数の1/3にあたる 500本はアニメグッズショップ向けの特別枠です。こういったグッズを扱っているお店からのオーダーは従来にはなかったことです」(LAMY輸入元)
AKG(アーカーゲー)のヘッドホン「K701」がバカ売れと、ネットニュースで大きく取り上げられたのも記憶に新しい。一番人気のベース担当・秋山澪のお気に入りとあって、彼女と同一化したいファンがこぞって買い占めたようだ。正規の輸入元によると「4〜5月がやや品薄になったのは確かです。もとよりAKGのフラッグシップモデルとして売れ行きは好調であり、どこまでが『けいおん!』の影響によるものか断定はできませんが、+αはあったのではないでしょうか」とのこと。
アニメ製作側が製作費を回収するための「ライセンス商品」ではない、「キャラクターが愛用する何か」が、ここまで反響を呼んだのは史上初ではないだろうか?
『けいおん!』の経済効果はこれだけにとどまらない。一般消費者にとっては高額商品の領域にあるエレキギター、ベース、キーボードにまで影響が及んでいる。
最初に楽器業界を驚嘆させたのは、フェンダージャパンのベース「JB62/LH/3TS」の大ヒット。秋山澪の使用モデルだが、「『けいおん!』の放送開始後、4月末〜5月間での2週間あまりで例年の4〜5ヶ月分が売れました。現在、通常の2年間分に相当する数を工場に発注している状況です」(フェンダージャパン発売元の神田商会)というほどの勢いがある。左利き用ギター、ベースの専門店である谷口楽器、老舗として名高い山野楽器銀座本店でも、6月分として入荷した2本がたちまちはけてしまった。実は、これは毎月供給される通常生産分。納品には発注から4ヵ月を要するため、「通常の2年間相当数」が楽器店に入荷するのには、9月まで待たなければならない。店頭実勢価格75,000円前後の普及価格帯でありながら、市場に存在しない「幻のベース」となっているのが現状だ。生産本数が少ない左利き用である点を考慮に入れても、『けいおん!』のインパクトは相当大きかったものと見える。
山野楽器銀座本店は「入荷後、即完売するという状況です。時には1週間で例年の1年分の本数が売れることもあります」とコメント。また『けいおん!』のPOPで各キャラクター使用モデルをディスプレイしているイシバシ楽器店渋谷店も、「メーカーから仕入れられるだけ仕入れても、すぐに売れてしまうという状況です」と、『けいおん!』熱を客単価レベルで実感しているようだ。
「4〜5月の、左利き用を含む『JB62』の売り上げは、例年の50%増。同シリーズの上位機種に関してはいずれも10〜20%増となっています」と、神田商会の担当者は語っている。さらにこうも語った。
「今回のブームは一過性のものとせずに、ぜひとも定着させていきたいと思っています。例えばガールズ・バンドのイベント開催、可能であるならば、シグネイチャーモデルの発売など、『けいおん!』で火がついた楽器ブームを盛り上げていきたいと思っています」
ちなみに澪以外のメンバーの担当楽器についての影響は以下の通り。
・田井中律のドラムセット「HipGig メローイエロー」
「今のところ売り上げに変化はありません」(YAMAHA広報)
・琴吹紬のキーボード「TRITON EXTREME 76」(生産終了品)
「生産が終了していますので、お問い合わせいただいたお客様には現行機種「X50」、「M50」を薦めさせていただいています。『けいおん!』の影響は大きいです」(KORG広報)
・平沢唯のギター「Gibson 2008 Les Paul Standard」
「エピフォンのレスポール(店頭実勢価格25万円のギブソンに対し、5〜7万円と安い)が非常によく売れています。これまでにない勢いですね」(イシバシ楽器店 渋谷店)
「実際に数は把握してはいないのですが、弊社ではベースよりも廉価モデルのレスポール・ギターの方が売れているようです」(廉価モデル販売メーカーA)
もっとも、レスポールに関してはさほど影響はないという声も散見された。『けいおん!』の楽器ブームは「JB62/LH/3TS」と「TRITON EXTREME 76」に集約されたものといえそうだ。「JB62/LH/3TS」については、澪のコスプレをする際の必需品ともいえ、切実性が高いことも関係している。「TRITON EXTREME 76」は蒼く光る真空管のカッコよさ、生産終了によるレアアイテム化が人気に拍車をかけた。
ともあれ、昨年来、不況で売り上げがガタ落ちした楽器業界にとっては、『けいおん!』はまさに救世主と言えるだろう。
それにしても、おそるべきはアニメファン、またはコスプレイヤーの購買意欲である。裾野にあるのは、気に入った作品の関連物をネット通販で買い占める、オタクのライフスタイルだ。ネット上では「楽器はアニメグッズじゃない」「キャラが使っていたらどんなものでも買うのか」と否定的な意見もちらほら見かけるが、コスプレを充実させたい、好きな「萌えアニメ」に同化したいという欲望は、そのような指摘をものともしないのだろう。
左利きのプレイヤーによい楽器を供給したいという思いで開店した谷口楽器は「本来必要としている人の手に楽器が渡らなくなっています。できればちゃんと弾いてくれる人に買ってもらいたい」と苦言を呈している。半年後には中古市場に関連楽器が溢れかえると予想する業界人は少なくない。
しかし劇中歌CDに各楽器パート抜きのマイナス1トラックを収録したり、バンドスコアの発売を予定するなど、送り手側にも「演奏を楽しんでほしい」気持ちがあるのは確かなようだ。
その姿勢へのアンサーとして、実際にライブで『けいおん!』の曲を演奏するアマチュアバンドの話もちらほらと耳にするようになった。アニメ・ゲーム系の楽曲を演奏する「ダメ系」バンド界隈でも、『けいおん!』がムーブメントになっているのである。「オタク×バンド」という市場が芽吹いてきていることも、『けいおん!』のヒットに一役買っているのかもしれない。
楽器の再現性、運指の正確さ、エモーショナルな高揚など、リアリティにこだわった演奏描写。バンド感溢れる、3コードパンクをベースにした楽曲群。そして「萌えアニメの皮を被った青春ROCK小説」的なストーリーで09年上半期の話題を独占した『けいおん!』だが、その経済効果は従来の範囲を大きく超えている。アニメファンの懐という畠への開拓が、日本経済に一筋の光明をもたらしているようだ。
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