<スペイン>南東部でM5.1地震…8人死亡
スペイン南東部ロルカで11日午後6時47分(日本時間12日午前1時47分)ごろ、マグニチュード(M)5.1の地震が発生、少なくとも8人が死亡した。米地質調査所(USGS)によると、震源の深さが1キロの直下型地震。市中心部ではビル倒壊など大きな被害が出ている。スペイン政府によると、同国では過去50年で最悪の地震といい、他にも負傷者が多数出た模様だ。事態を受けサパテロ首相は現地に軍の派遣を要請した。
また同市当局によると、この地震の約2時間前にM4.4の地震が発生。犠牲者の一部は、建物からの落下物の直撃を受けたとみられる。
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世界の雑記帳:ローマで11日に大地震起きるとの予言、一部住民は避難を計画
イタリアの首都ローマで5月11日に大地震が起きるとの予言がインターネットを介して広まり、一部住民が避難を計画するなど、大きな騒ぎとなっている。
同国のインターネットやブログ、交流サイト(SNS)によると、1979年に86歳で死去した地震学者ラファエレ・ベンダンディ氏が、11日にローマで大地震があると予言したという。
国営イタリア放送協会(RAI)は騒ぎの沈静化に向けて特別番組を放送。当局も地震は予知できないとの公式見解を発表するなどの対応を行ったが、多くの住民の不安を払しょくするに至っていない。
バーテンダーとして働くある男性は、上司には診察の予約があると報告して11日は欠勤するとコメント。「死ななければいけないとしたら、妻や子どもと一緒に死にたい。多くの人が同じように考えている」と述べた。またシェフの女性も11日は欠勤すると述べ、「自分が本当に予言を信じているのかは分からない」ものの、インターネット上の情報を見て「結果的に不安な気持ちになっている」と語った。
ベンダンディ氏は生前、地震は太陽や月、惑星の動きで引き起こされるとの考えから、予知は可能であるとの持論を展開。1923年には誤差2日で地震を「予知」したとされるほか、1927年には当時の最高権力者ムッソリーニから爵位を与えられている。
ただ今回の予言はベンダンディ氏の研究に基づくものではなく、インターネットが不安をあおっている側面もあるもよう。
ベンダンディ氏の研究資料を保管する団体の会長によると、資料では、2011年にローマ近郊で発生するいかなる地震についても言及はないという。
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<台湾>「11日に震度14の大地震」予言で大騒ぎに
台湾中部・南投県埔里で予言者を名乗る自称「王先生」という男性が「東日本大震災から2カ月の11日に震度14の大地震が起き、高さ170メートルの津波が台湾を襲う。100万人以上が死亡する」などと予言。4月下旬からインターネットで広まり、埔里にはこの話を信じる一般市民ら数十人がコンテナ約200個でシェルターを作る騒ぎとなった。
台湾気象局は「『震度14』は存在せず、予言に科学的根拠はない」として惑わされないよう呼び掛けた。しかし、シェルターには飲料水や米、燃料などの物資が大量に運び込まれた。予言した地震発生時刻の午前10時42分37秒が近づくにつれ、見物人や台湾メディアでシェルター周辺はごった返し、警官約100人が出動した。
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