あの日に行った医者は、近所ではあるが普段は行かない総合病院だった。
近場に3つ4つ総合病院があるが、救急搬送されたり休日診療に行く病院は、大抵T総合病院かO病院と相場が決まっている。
しかしあの日は何かしら理由があって、生まれて初めてR総合病院へ行った。
ベッドに横倒れになって点滴を受けていたのだが、その時私は生まれて初めて「手首」から点滴を受けた。
数え切れない点滴経験の中で、始めての手首点滴。
血管にタコが出来て、手の甲から採血や点滴を受けた事もあったが、大体は腕の関節から行う。
自慢だが(ぶっ)私の血管は見えやすいし針も入りやすい。
まるで教科書のように太くて見やすくて真っ直ぐな、看護婦にとって理想的な血管の持ち主。
それが私、腐腐腐っ
( ̄ー ̄)ニヤリ
そんな私の見事な血管を前に、入院しちゃって血管にタコが出来たー!・・・てな訳でもないのに、R総合病院の看護婦さんはイキナリ手首の血管を選んだ。
私が普通に腕の血管を差し出しているにも拘わらず。
否、それを押しのけてまで。
ん?と思いつつ素直に手首を差し出したのだが。
い、痛い(;´Д`)
べつに点滴が苦手という訳でもないこの私が、ちょっと辟易するくらいには痛みがあった。
鈍いような鋭いような、兎に角、我慢ならない不愉快な痛み。
手首って、神経敏感なんだ。
へええ。
って。
うぉらあああっ
痛いんじゃあああっっ
このヘタクソがああああっっっ
なーんて叫べる筈もなく黙って泣き寝入りしていたが、あれは本当に痛かった。
挙げ句の果てに、その注射痕が未だに消えず、右手首に小さなシミとなって残ってしまった。
きっと生涯、消える事はないだろう。
ババアだからねっ ♪(゚▽^*)ノ⌒☆
○| ̄|_
憎い。
どうしてこんな目に遭わねばならぬのだろう。
オンリーに行きそびれるわ、くそ痛い点滴は打たれるわ、肌に痕を残されるわ、小遣いは吹っ飛ぶわ、オンリーに行きそびれるわ、オンリーに行きそびれるわ、オンr
ウルセー! *゚∀゚)=〇)゚Д゚)∴ゲッ
ああもう、本当に気分悪いぜ。
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