「どうしたの、その顔!」
「え、何?」
「顔色悪いよ、具合でも悪いの?」
「先月からずっと調子悪そうよね」
職場で数人の同僚から心配そうに声を掛けて貰った。
有り難う、有り難う。
でも何でもないです。
不気味な顔しているけど、何でもないです眠いだけ。
そう、眠いだけ。
そして腰が痛くて肩が痛くて疲れているだけ。
別に病気でも何でもない。
どうしたもこうしたも理由は原稿。
ぐぬぬぬぬっ
心情的には進まないストレスで顔色が悪いと思いたいが、単純に寝不足が原因の模様。
元々血色が悪い所へファンデを塗りたくっても浮き出るクマが私を半病人に仕立て上げてしまった様だ。
げふっ
しかし彼女達にそんな事情を説明は出来ない。
事情を知っている友達がニヤリと笑いながら、
「出来た?」
と小声で囁いてくれた。
ぷ、出来ねーよwww
何かもう、どうして何も出来ないのか自分でも謎である。
・・・いや、うん、実は理由は解っているんだけどね。
単純に短時間で同人モードに頭を切り換えられないのと、仕事が始まると平日は何も作業が出来なくなるのが原因だ。
あーあ、引きこもれるだけの財力があれば、山盛り原稿出来るだろうな。
↑そんな甲斐性はナイ。
それにしても、頭を同人モードに切り換える時間が、どんどん長くなっている。
近頃では3連休でも何も出来なくなって来ている。
駄目だ。
そういえば、数年前に足を洗った友人が最後に言っていた台詞が、我が身に降りかかる。
彼女は描き手を辞める時に、
「私は一人で受験勉強が出来ないタイプなのよね・・・」
と呟いていた。
私もそうだ。
全然手に付かない。
頭の切り替えが恐竜並ってどういう事。
どうして1コマだけで一晩経ってしまうの。
何故、恐ろしい程の眠気が帰宅した途端にわき上がるのだ!
なーんて黄昏れてみたが、友人からは単にババアになったのと、のび●君化が進行しているだけじゃと暖かいお言葉を戴いてしまった。
「切り替えに時間が掛かるなんて、老化現象以外の何者でもないわよ、あははははー!」
く、貴様にこの原稿が進まぬ焦りと嘆きは解らぬわっ
↑非ヲタなので解るハズもないと反論を喰らう私。
本当なら日曜日はバッグだけ持ってインテに行ってさ、会場で直接搬入の箱をガサガサ開封するハズだったのに。
コピーを取りに行く土曜日の天候は荒れ模様だと予言は告げる。
ついでに日曜日もイマイチな天候だと言う。
ああ・・・!
嫌だなあ、傘を差してテクテク歩きながらコンビニでコピーを取るのか。
う、気の所為か、何だかお腹が痛いわね。
ストレスかしら。
ほら私ってセンサイだから(いくさわざわうの、な)・・・
って、あら、この痛みはもしかして。
・・・ぷ、血祭りが始まったわ。
○| ̄|_
ゲーセンからソルが消える、原稿は進まない(テメェの所為だ)、天気は悪い、挙げ句の果てには血祭り好評開催中。
ちょっと、ねえ。
予定よりも3-4日程早くない?
ギーッ
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