京都ロフト、近くの「ミーナ」に移転 8月上旬オープン
雑貨量販店のロフト(東京都)は10日、7月末で閉店する河原町ビブレ(京都市中京区)内の店舗「京都ロフト」を、近くの河原町通三条下ルの複合商業施設「ミーナ京都」内に移転すると発表した。衣料品量販店「ユニクロ」が核テナントで、若者などに人気の2店の相乗効果で集客力アップを見込む。
移転後の開業時期は8月上旬で、ミーナ京都の地下1階~地上4階に入る。店舗面積は約3700平方メートルと現店舗(4100平方メートル)よりやや減るが、「大通りに面した1階にも出店でき、ロフトの顔を前面に出せる」(広報・顧客課)として従来並みの年商約30億円を見込んでいる。
ミーナ京都は2008年4月開業で、地下1階、地上9階のうち5、6階にユニクロ、7~9階にレストランやフィットネスクラブなどがある。現在の地下1階~4階の衣料、雑貨店は一部を除き退去する。管理運営するファーストリテイリング(東京都)は「オープンから2年たち改装が必要だった。河原町通の新たな魅力を発信したい」(グループ広報チーム)と話す。
周辺では四条河原町阪急も今秋閉店の予定で、ロフトの近隣移転について京都商店連盟の早瀬善男会長は「河原町のにぎわいづくりにプラスだ。河原町ビブレの後も周辺の客層に合った出店が早く決まってほしい」と話している。
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