先日購入した編み上げのヒール。
幅が広いのでちょっくら調節するかと蝶を解いてみたのだが。
何だか結び目が固いなあ、紐を引っ張っても解けないなあ、仕方ない結び目を緩めて解くしか・・・と強引に蝶を解いたのが運の尽き。
解けた紐を見てびっくり仰天した。
紐の左右の長さが極端に違うのだ。
そう、こんな感じで、極端に長さが違う。
あれえ、と思いながら幅を調節しようとしたのだが、なんとこの靴、紐が爪先辺りで固定されていた。
つまりストラップの調節が出来ない靴なのだ。
え?
というコトは幅の調節も出来ないワケで・・・
って、それよりもこれでどうやって蝶になったの?!
えええええっ
( д) ゚ ゚
片方がこんなに極端に短いという事は、二つある蝶の羽根は長い方の紐のみで構成されているという事。
そして中央は玉結び状態になっている。
羽根は片方は引っ張っても動かず固定、片側は蝶の尻尾と繋がっていて引っ張ると羽根の大きさが変化するという所謂普通の「蝶結び」の状態。
ぐぬぬぬぬっ
もうどうして良いか解らなかった。
マジでね!
(´艸`)
軽く3時間はこのヒールと戦っていた気がする。
もう片方の、結び目を解いていない靴を軽く分解して紐の動きを見ようとしたが、またこの靴の結び目が溶接でもしとんのかい!というくらい堅くて解く事が出来なかった。
半泣きになりながらネットで蝶結びの方法を探したが、どれもこれも普通の「蝶結び」がヒットするのみで、片側の紐のみで両羽を作る結び方は結局探し当てる事が出来なかった。
ヒールのブランドサイトなんぞも覗いてみたが、勿論靴紐の結び方なんぞ載ってはいない。
ああでもない、こうでもないと結んでは履いてみたが、数歩歩くと紐が緩んで来てしまう。
形は蝶結びになるのだが振動で結び目が緩んで紐が解けてしまうのだ。
これじゃ駄目だ歩けない。
駄目だ、もうショップに持って行くしかないのだろうか・・・
項垂れながらゴソゴソしているうちに、何とか思った通りの靴に再生する事が出来たのだった。
実は最初の画像は、結び直した後のヒールの画像。
(結び方は口では説明出来るのだが、文章や図解はムズカシイので割愛)
暫く履いているが今のところ緩む気配はない。
よかったよう! (;´Д`)
しかし散々紐を引っ張ったので、もしかしたら伸びて強度が可成り落ちているかも知れない。
柔らかい合皮の紐だし・・・
き、切れたりして。
って、切れても紐の交換出来ないじゃない!
↑爪先付近で縫いつけてあるからね
それにしてもビビったなあ。
最後なんて数学のパズルが解けた気分だったわよ。
頭の中で必死に紐の結び目の展開図を書いたっての!!
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