「最新マネキンはやせ過ぎ」、英摂食障害支援団体が非難
英国でマネキンメーカーが明らかにした最新モデルのサイズについて、摂食障害の支援団体が「やせ過ぎ」と指摘し、波紋を呼んでいる。
マネキンメーカー「Rootstein」は、来月のコレクションで最新のマネキンを発表するが、その男性モデルのサイズは、胸囲89センチ、胴囲68センチ。これは、英国民健康保険サービス(NHS)が公表する英国人の平均体型よりも合計28センチも細い。
摂食障害者を支援する英慈善団体「Beat」の代表者で摂食障害の専門家でもあるスーザン・リッチモンド氏はロイターに対し、店のショーウィンドーに飾られる極端に細い男性マネキンは、男性に不健康な影響を与えかねないだけでなく、女性に対しても同様の影響を及ぼす可能性があると指摘。
その上で「最近では、少年や成人男性も、女性と同様に自分の体型にプレッシャーを感じ、また、自分と(マネキンのような)非現実的なイメージとを比較することもある」と語っている。
Beatによると、拒食症や過食症は女性だけの問題ではなく、摂食障害の男性は近年増加傾向にあるという。
PR